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とうらぶDEシンフォギアGXネタもう一丁。

毎度恒例の、メモ帳に置いてると間違えて消去しちゃうのを阻止する為にここに置いてます。

ものすごーく色々と妄想吐き出してるので下に下げます。

刀剣絶唱シンフォギアGX

時の政府には意図的に隠した、真の歴史というものがある。

それは様々な異端技術の歴史やその使用方法、ならびにそれを産み出した技術者や創り出された物の現保管場所等…その技術を開示し、各々が世界の為に有効活用出来るならまだいいが、人が使うには有り余る叡智である為に世界に知られては心なき者により絶対に悪用されてしまう恐れがある為に世間には公表出来ないでいる。

と、表向きにはそう言ってはいるが、中には異端技術を極めて行くが故に発生した人権を無視した極悪非道な実験やそれにまつわる歴史など、到底明かせないような世間に知られては色々と不味いものも混ざっている為、厳重に隠蔽されている。

そしてそれを世間から隔離しているのが、秘匿中の秘匿である聖遺物に関する情報、並びにそれに類する危険物が数多保管されていた為に、かつて深海にその存在すら秘匿とされた『深淵の竜宮』の名に因んで付けられた、『ABYSS』という名の秘匿情報集積体。

そこには刀剣男士の成り立ちや錬成方法の詳細、並びにその異端技術の数々とどのようにそれが伝わったか、そしてシンフォギアシステムの歴史やそれに関する過去の事変についての情報もある為、時の政府内でも限られた数人でしかそのデータベースにアクセス権を持たない。

深淵の名を持つ秘匿情報集積体。文字通り、深淵の名を冠するその叡智の集積体は逆に言えば人類にとって叡智の極みの集合体でもある為に、別名『豊穣の地』とも呼ばれていた。

それを創り出したのは、その異端技術の数々の原初を産み出したフィーネである。ただし先史文明機の巫女ではなく、櫻井了子の意識を持ったフィーネであるが。

『…豊穣の地を目指す者よ 心せよ

豊穣の地などと言う甘言に騙されるな

あれは深淵そのものであり 人の子が触れてはならぬもの

一度でも覗き込めば最後 業の深き者はその深淵へと取り込まれるだろう

だから今一度警告する あれには一切の思惑を持たず真摯に向き合え

さすれば最後まで人としての矜持を持ったまま生き抜けよう…』

《とある歴代の、フィーネとして覚醒した器のひとりが遺した日記より抜粋》

その者は覚醒したフィーネの器の中でも思慮深く知性に溢れ、他人よりも優れた判断力を持っていた為に気が付いてしまったのだ。

自身がフィーネの末裔であり覚醒した器であると。それ故にこの秘匿情報集積体をどうにかしようと思えば、それが出来る立場なのだと。

ならば同じ血を引く息子もフィーネとして覚醒するのではないかと。

聡明であるがゆえに、息子にも自身と同じく聡明であるように、と幼い頃より厳しく躾けてきた。

きっと息子も同じで、自身と同じような思想を抱いてくれるだろうと。

息子にとってそれが重い足枷になろうとは思わずに。

しかし彼は知らないでいた。フィーネの器とはその選ばれた血族だけが覚醒するのではなく、フィーネの末裔であれば聖遺物が放つアウフヴァッヘン波形により世界中の末裔の誰しもが覚醒する可能性があるのだと。

しかも覚醒するのはフィーネの魂が1つきりであるように、覚醒したフィーネとして存在出来るのは1人きりであるのだということも。

そして小さい頃からの鬱憤が遂に爆発し、歴史改変主義者へと寝返ったフィーネの器を父に持つ息子により、その情報集積体から一部の情報が盗まれ、過去の隠された歴史…様々な事変類と、極一部ではあるがシンフォギアシステムと錬金術の情報を知られてしまう。

ただし具体的な首謀者の詳細なプロフィールや装者達に関する情報、そしてその異端技術の錬成方法などは厳重に厳重を重ねプロテクト化しており、『ABYSS』を作り出した者…即ち歴代の覚醒したフィーネの器でなければ解く事が出来ない。

しかし過去の事変の首謀者達による動機を見た今回の騒動を起こす当事者達は感化され、この首謀者達のように人類をひとつに束ね、かつ自分達こそが正義を翳し上に立つ人間なのだと都合の良いように解釈をし、目的の為にその情報を元に過去からキャロルの劣化体が集め始め、最終的にはアルカノイズ(仮)を作れるニヒルを産み出した。

時の政府もそれを察知。すかさず緊急対策会議を開きこの状況の打開策を話し合った結果、同じく過去からキャロルのホムンクルスであり同一化したエルフナインを探し出し、未来へと連れて行こうとするもその時代に最強と謳われた風鳴弦十郎とその懐刀である緒川慎次により阻まれ断念。急遽S.O.N.G.全員が未来へと出向する事となった。

”この時代に生きる者達で何とかする為にと、ここ数代のフィーネの器達の意識に少しだけ干渉して、彼らだけでどうにか出来るようにと組んだシステムに、まさか彼らの中から反逆者が現れて情報の一部が盗まれるなんて…人の『心』ほど分からないものはないわね。”

かつての自分ならば、痛みだけが人同士が繋がることの出来る絆だと、それだけが世界の真実なのだと、そう思っていた。

最初は偶然の産物だった…しかし立花響が示して、そして体現した奇蹟の数々を目の当たりにした時。まだ人類同士が言葉を超えて繋がり合えるのではないか、という希望をもう一度見出したのだった。

だからこそ、自身が関わるのは最初だけで後はこの時代の覚醒したフィーネの器達に託したのだ。

”せめて過去の隠された真実であるあの子達の手を煩わせたくなかったのだけれど…”

この異変を前にした櫻井了子の意識を持ったフィーネは、この時代のフィーネの末裔であり器になり得た幼い少年と精神世界にて接触、この少年と共にもう一度、『この時代に生きる者としてなんとかする為に』行動を開始するのである。

ちなみにフィーネの器として覚醒する条件は一度でも聖遺物が放つアウフヴァッヘン波形に接触する事だがフィーネの魂の大元は消滅している為、完全にフィーネの器として覚醒するには大量に、しかも真近でアウフヴァッヘン波形を浴び続ける必要がある。

日記を書き残した先代のフィーネの器もそうだが、歴史の覚醒したフィーネの器達は時の政府内にあるが独立した部署の、未だ謎の多い聖遺物を研究し調査する第三者機関に属しており、彼ら彼女らもまた真近でアウフヴァッヘン波形を浴び続けていたため覚醒したのだ。

ちなみに装者の研究や調査はその機関によって人権的に否とされている為に、今では全く研究をされていない。

では何故この少年はこの時代のフィーネの器として目醒めたのか。それは過去に一度真近で聖遺物が放つアウフヴァッヘン波形を覚醒出来るほど大量に浴びたからに他ならない。

それは魔法少女事変・改が起きる数年前…つまり前日譚から始まる。

それぞれの装者達が纏うシンフォギアが刀剣男士として、とある3人の審神者達により呼び起こされた事があり、その背景には刀剣男士の成り立ちが深く関わっているからだ。

何故刀剣である彼らが人の身を持ち、自身の本体である刀を使い戦えるのか。それもまたシンフォギアシステムと錬金術を発展応用して新たに造られた異端技術により可能になったからである。

かつて人と聖遺物の初の融合症例となりその身にガングニールを纏う立花響。

ならびに、立花響の件を元に自らも融合症例となったフィーネ。

この2つのケースを元に櫻井了子の意識を持ったフィーネはまず世界中の聖遺物の欠片から、人の身を持ち聖遺物を武器に戦える自立型生体兵器を創り出そうとした。

だが歌で隆起し、身に纏う装者が居てこそのシンフォギアシステムであった為に、それでは当然上手くいくわけもなく、この発案自体が暗礁に乗り上げるかに見えた。

しかし、聖遺物の中には天ノ羽斬のように古来より日本にあり、数多の日本人により数々の刀剣達が御神体として崇められていた部分に着目。

想いの力とは時にとてつもない力を生み出す奇跡の力でもある。

命と魂を燃やしながら、時には言葉をも超える『歌』で想いという名のフォニックゲインを束ね、数々の奇跡の体現を幾度も示してみせた立花響達のように。

もしかしたら数多の人の想いにより力を得た刀剣の付喪神達ならば、人の身を持ち戦えるのではないのか。

一筋の光明が見えた彼女は早速、覚醒した器の意識に干渉し、名刀と名高い数々の刀剣達を集め、刀剣に宿る本霊達と交渉し力を貸して貰う事に成功する。

成功した背景にはフィーネが刀剣である彼らよりも遥かに永い時を生き、創造主である神に仕える巫女であったのが大きい。

しかし本霊自らが戦いに出、その刀剣そのものが壊れてしまえば戦力的には大損害を被る為、その刀剣の本霊ではなく分霊を降ろすために必要不可欠である特別な肉体を創り出す錬金術も考案。錬成に必要な難しい数式や計算式は鍛刀するようプログラムされた妖精が担当し、審神者に求められるのは資材と霊力で済むように、その審神者の霊力を媒体とし分霊と刀剣を結び付けることで、刀剣でありながら人の身を持ち戦う事を可能とした。

つまり、全ての刀剣男士のルーツは立花響自身であると言っても過言ではない。

だからこそ機械仕掛けの槍を纏う少女の存在だけは秘匿中の秘匿として隔離されなければならなかったのである。